秋月夕香

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  • #1071

    mariko sumikura
    キーマスター

    十六歳の冬に
          秋月夕香     

    野も山も越えて 消える旋律
    鋭く細いひとすじの
    わたしをくくる いなずま 
    あの人のふく
    くさぶえ

    なつかしい
    心にしみる せつない憧れのブレス
    色々な 想いがかけめぐる

    今もはっきりと
    よみがえる
    確かに生きていた あかし

    • This topic was modified 5 年 5 ヶ月前 by  mariko sumikura. Reason: 名前追加
    #1102

    yuukaakituki
    参加者

    北の海       秋月夕香
    誰もいない 浜にくる
    久遠に響く 波のこもりうた

    それは北のはて 父のふるさと
    白い浜には 鳥があそぶ

    たった一人で 拾うの桜貝を
    波間に消える 私の思い

    ひたすらな回帰を 願う
    日本海の 荒れる海

    故郷のように やさしく
    時にはきびしく

    いつかかえるべきな
    この地かもしれない

    #1103

    yuukaakituki
    参加者

    おおまつよいぐさ      秋月夕香
    まつよいぐさは そらをみていた
    薄い黄色の ワンピース

    長い夏 でもあっという間に
    おわってしまった

    街角のガードレールに
    ずっとよりかかって
    通りがかりの人や車を
    みつめていた

    おおまつよいぐさは 
    つぶらなひとみ
    みつけてくれてありがとう!
    今もわたしをきっとまってくれている

    ありがとう!
    私に元気をくれるお花たち

    #1128

    yuukaakituki
    参加者

    梅                 秋月夕香

    紅梅が 山の景色に朱をさしたころ

    ちょっとウインクしてみたの

     すると・・・雪が はらりとおちた

    春めざめの前の寒さの試練に

    まけない花の凛としたすずやかなたたずまい

    空気が一度に 緊張して

    季節が戻る

    #1190

    yuukaakituki
    参加者

    カナリア諸島生まれの さいねりあ    秋月夕香

    むらさきはなびら 
    ひらひらドレス 
    まばゆいばかりにさきかおる

    みどりのはっぱの
    りぼんをむすび
    ひかりの プリズムあびている

    ビロードのいしょうにこめた
    この日のねがい
    これからパーティがはじまります

    どなたをしょうたい 
    しているのですか
    だれにもいわれずたのまれず
    かあさんもいないのに ひとりでニコニコ
     
    きょうはとてもたいせつな
    おきゃくさまをおむかえする日 
    ダンスのおんがくもかかって
    さあ、おどりましょう

    むらさきはなびら
    ぴんくのはなびら
    みずいろはなびら
    みんな なかよしはるのにわ

    #1349

    yuukaakituki
    参加者

    はなめぐるみち         

    景色が水彩画のよう
    長く続く道
    一面のみどり

      もじずりの 小さな花
      母と私が
      果てしない道をあるく
      母の肩には 重い荷
      幼い私は 何もできない

    さみしさの 遠い国が見えた日から
    流れ雲にながされてきた

    いつかお花でいっぱいの道で
    母にあいたい

    #2169

    yuukaakituki
    参加者

    ねむれない2月の夜        秋月夕香
    ある日突然 私の脳はかってにめざめ 考え出す
    脳だけが定位置を抜け出し 庭に出る

    仄かに白い 桜の蕾が さむざむとした庭で
    いくつもの微笑みをなげかけてくれる
    月のひかりさえも あたたかい

    夜は長々と 心にせまる
    さきかけた椿が ほろりとちる
    皆ねしずまって だれもしらない

    一呼吸すると 脳はまた定位置にもどる
    日づけは それでもぬりかえられて
    あたらしい日とかわっている

    季節の変わり目は いつもめぐってくる

    #2215

    yuukaakituki
    参加者

    少年誌詩「おさかなシリーズ」
    さかなのつぶやき
    おさかなは 泳ぎながら考える

    ぼくの目はどうしてよこにあるんだろう
    正面はみえない

    およいでも およいでも
    およぎつくところもない
    つまりふるさともない

    でもおよぐのもたのしいなあ
    それが ぼくのいきがい
    「きれいだろう ヒレ?」
    じまんしてみたいよ

    おっとっと、かんがえても どうしてもわからない
    すいそうのなかは しょうとつしそうだ

    #2218

    yuukaakituki
    参加者

    少年詩「おさかなシリーズ」
         アユの子
       おさかなは あまりねない
       寝ている間に おそわれたら
       ぼくは しんでしまうからね

       川の中は きけんがいっぱい
       たとえば いしころだって ごろごろしてる
       ぼくはやすみなく およぐ
       いしころのうらには ないがいるかわからない

       たまには おおきな さかなもいる
       それにザリガニだって サワガニだって
       ぼくを おどろかせる

       いちばんすきな しょくじのじかん
       だいきらいな いしや きしべには 
       も がたくさんあるよ

       もりもりたべて はやくおとなになりたいなあ

    #2458

    yuukaakituki
    参加者

    であい 月の王子様               秋月夕香
    月と  はじめてのであい
    谷の斜面にさく 夕すげのはなむれ
    月はその色のすばらしさに 感動した

    感動は涙になった
    夕すげは月のウインクとともに
    ひとしずくの月のなみだをもらった

    すると・・・ひときわひきたつ
    金色に輝きはじめる
    キラキラ 夕すげの青春の真実
    そして月の花嫁となった

    今夜だけ・・・あしたになれば
    夕すげはかれてしまう

    輝きも失せ 朝日とともに きえてゆく
    一夜かぎりの 一輪の花

    #2459

    yuukaakituki
    参加者

    夕菅の花      秋月夕香 
          
    まだ夏の空気と冬の空気が
    せめぎあっている

    しかし 空気は
    シャキッとしている
    あめあがりの野に
    夕菅は いそいで
    花びらを押し開く

    うすぐらくなると
    夕菅の競演がはじまる

    一夜にすべてをささげる
    何にも負けない 凛とした黄色
    月と 何を語っただろう
    一番聞いてもらいたいこと・・・

    真夜中 誰にしられることなく
    思いのたけを語ることができただろう

    同胞たちと 歌い喜び
    短い人生を謳歌する

    ねむらない夜々のさけび
    だれもしらない花の心
    仄かに香りは 夕菅の余韻

    月は胸にたたんだにちがいない
    夕菅の 透明な谷間の王者の姿をー

    #2461

    yuukaakituki
    参加者

    月と夕菅             秋月夕香

    上弦の月が 夕刻を待たずに
    姿を現し
    澄み切った 快晴の空に
    ぽっかりうかんでいる

    月は今夜も 夜をまちきれない
    誰が知るともなく 
    深い斜面に
    咲いた花がある

    夕菅の蕾も 日暮れを待たずに
    そろそろとふくらみをます

    月の光が届くころになると
    ういういしく花はひらいている
    それは夕菅の群生

    香りは天国にきたような
    幸せを運ぶ

    爆発したように つぎからつぎへと
    開花すると 月は目を見張る

    ”あ、お月様”
    今夜初めて見る月
    長い睫のような はなびら
    長い夜は 夕菅の人生になる

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